本記事では、
「おすすめの法人向けレンタルサーバーを知りたい」
「法人向けサーバーの失敗しない選び方・比較材料を知りたい」
「法人向けレンタルサーバー導入方法が知りたい」
という方々に向けて、おすすめの法人レンタルサーバー社を徹底比較。
サーバーの料金・機能・性能・スペックなどを法人向けの視点で比較しながら、ランキング形式で紹介していきます。
個人向けと比較した場合の法人レンタルサーバーのメリット・デメリット、失敗しない選び方や比較ポイント、サーバーの導入方法も含め、他にはない詳細かつわかりやすい内容で解説しますので、法人レンタルサーバー導入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。きっと、あなたに最適な法人レンタルサーバーが見つかることでしょう。
法人レンタルサーバーに関するよくある疑問とその回答も掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
中小企業向けサーバーで選ぶべき比較ポイント
法人向けレンタルサーバーには、色々な予算規模のものがあります。
特に中小企業の場合、大企業に比べるとサーバーアクセスやWebサイトの規模も比較的小さく、場合によっては個人用レンタルサーバーに近いスタイルでも運用可能です。
しかし、法人として運用する以上、ある程度の事業拡大や成長(アクセス数増加)を見込んでレンタルサーバーを選ぶ必要があり、必ずしも個人用と同レベルの規模では運用できないことを想定した方がいいのも事実。
中小企業向けのレンタルサーバーの選び方は絶妙ですが、法人レンタルサーバー選びに失敗しないためには、さまざまな比較すべきポイントを知っておく必要があるでしょう。
ここでは、中小企業向けに法人レンタルサーバーを選ぶ上での比較ポイントを色々と紹介していきます。
自社に見合ったスペックで選ぶ
中小企業の場合は、「自社に適したスペックを持っているか」に重点を置いて比較検討することが大切です。
自社のシステム管理者、情報システム部などサーバー運用に詳しい人や部門の意見を聞いて、自社の運用に適したスペックの法人レンタルサーバーを選ぶといいでしょう。
スペックは細かく見ればキリがないですが、中小企業であれば「CPU・メモリ・ストレージ容量」を自社に必要なスペックと比較しながら候補を絞り込んでいくのがおすすめ。これらのスペックは、サーバーの安定稼働や快適な運用に直結するからです。
今後の企業成長を見据えてスペックは高ければ高いほどいいのも確かですが、あまりスペックが良すぎてもそれはそれで予算が高すぎて実用に見合わない結果になってしまいます。
自社の予算規模と照らし合わせて「費用対効果が高い」ものを選別するといいでしょう。
拡張性の高いサーバー、柔軟なプラン変更ができるサーバーを選ぶ
中小企業、特にベンチャーやスタートアップであれば、今後の成長を見込んだプラン設定が必要不可欠になります。
事業成長に合わせアクセス数やサイトの規模は拡大していきますし、その伸び代は中小企業ほど大きいもの。
今はそこまでの規模でなくとも、今後、多くのアクセス数に耐えられ、より大容量のWebサイト運営が必要になっていくことを考えると、あまりスペックの低いサーバーでは心許ないでしょう。そうした未来に備えて、柔軟にプラン変更ができるサーバーを選ぶことをおすすめします。
法人向けのレンタルサーバーには、「仮想専用サーバー(VPS)」といって、クラウド(ネットワーク上の仮想環境)上にサーバーシステムを構築するものがあります。そうしたクラウドサーバーは、物理サーバーに比べて拡張性が高く、柔軟なスペック増強ができる仕組みになっていることが多いです。
また、仮想化技術によってソフトウェア的にパーティションを設けたり、容量の割り当てを増やしたりといったことができるので、プランを変更しなくてもサーバー会社側で自動的に拡張を行なってくれるサーバーもあります。拡張性を重視するなら、そうした仮想専用サーバーを選んでもいいかもしれません。
運営実績豊富な会社を選ぶ
法人向けにレンタルサーバーを選ぶなら、運用実績豊富なレンタルサーバーを選ぶことをおすすめします。
法人レンタルサーバーでは、常に安定したサイト運営やアクセス環境、不具合が万が一起きた場合の早急な復旧が不可欠です。せっかくユーザビリティの高いサイトを運営していても、土台であるサーバーがしっかりしていないと多くのビジネスチャンスを逃してしまうことになります。
主な導入実績は公式サイトなどで詳しく掲載している会社が多いので、これまで何件の契約導入実績があるのか、どのような企業への導入実績があるのかなど、詳しく調べてみましょう。
稼働率の高い安定したサーバーを選ぶ
安定的なサーバー運用の指標となるのがサーバーの「稼働率」です。
特に法人向けでは稼働率を重視しているレンタルサーバーは多くあり、安定稼働に下限を設け、一定の稼働率を下回ると返金を受けられる「SLA保証」を設けているサーバーもあります。
SLA(品質保証制度)とは、一定水準のサーバー稼働率を下回った場合に利用料金の返金を受けられる保証制度です。月額料金から一定割合が差し引かれる場合もあれば、個別に返金額が設定されている場合もあります。
返金保証を設けるからには、自社の技術に自信を持っている会社が多く、その分信頼できるサーバー会社であるという証明にもなりますので、SLA保証があるかどうかでサーバーを選ぶのもいいかもしれません。
SLA保証の基準として99%など非常に高い稼働率を設定している会社が多いのも特徴的です。
セキュリティ対策がしっかりした会社を選ぶ
法人向けレンタルサーバーは特に、セキュリティ対策が重要です。
悪意ある攻撃や不正アクセスからサイトを守り、想定外の事故・災害を防ぎ安定的にサーバーを運営していくためには、サーバー側でのセキュリティ対策が必須となるので、セキュリティ対策やそれに付随する機能があるサーバーを選ぶことをおすすめします。
セキュリティ対策機能としては、悪意ある攻撃・脆弱性を突いたハッキングなどからWebサイトを守る「WAF(Web Application Firewall)」や、暗号化通信で通信傍受などを防ぐ「SSL化機能」、メール等のスパム・ウィルス検知機能などがあります。
そうしたデジタル的な対策の他、レンタルサーバー会社が管理している物理サーバーを安全に管理するために強固なデータセンターに設置するとか、大規模災害から守るために近隣のみではなく別の遠隔地域にバックアップをとる機能なども、セキュリティ対策の1つです。
サポート体制が充実した会社を選ぶ
法人向けレンタルサーバーを選ぶなら、サーバーダウンや通信障害などいざという時のトラブルに備え、サポート体制がしっかりと整っている会社を選びましょう。理想を言えば、24時間365日休みなく電話でのサポートを行なってくれるサーバー会社を選ぶことをおすすめします。
どんなに対策がしっかりしているサーバーでも、想定外の事態でサーバーが落ちたり、通信障害が起きたりする可能性は0にはできません。いざサーバートラブルが起きたとしても、常に問い合わせを受け付けてもらえる会社であれば、早めの復旧対応に向けてすぐに動いてもらえる可能性が高くなります。
メールやチャットなどサポートの手段が多く揃えられているのも嬉しいですが、メールやチャットの場合は返信に時間がかかる場合もあるため、緊急性が高い事態に備えて電話での応対をなるべく長く行なってくれるサーバー会社が安心です。
共有サーバーか専用サーバーか
特に中小企業クラスの規模の場合、「共用サーバー」にするか「専用サーバー」にするかも大きな悩みの種となるかもしれません。
共用サーバーは、1つの物理サーバーを複数ユーザーで使うもので、専用サーバーは、1つの物理サーバーを丸ごと1人のユーザーで専有できるものです。
共用サーバーは比較的安いコストで利用できる一方で割り当てられるスペックがあまり高くなく、自由度も低い傾向にあります。対して専用サーバーは、物理サーバー1台分のスペックをまるまる利用でき快適に運用でき、運用の自由度が高い一方、コストは高い傾向です。
大企業であれば専用サーバー一択ですが、中小企業であれば専用サーバーを運用するほどコストがかけられるわけでもなく、共用サーバーを利用する企業も少なくありません。コストとスペックを比較検討し、どちらを選ぶにしろコストパフォーマンスに注目することが重要です。
たとえば、共用サーバーを選ぶ場合は、稼働率が高いかどうか、便利な機能などスペック以外の付加価値があるかなどを重視しましょう。専用サーバーを選ぶ場合は、利用用途に応じて柔軟にプラン選択が可能か、コスト面で合理的な運用が可能かなどを確認しましょう。
予算に見合ったランニングコストであるか
レンタルサーバーには、初期費用のほか、月額利用料やオプション料金といったランニングコストが発生します。
初期費用・月額費用を複数のレンタルサーバーのプランごとに見比べつつ、費用対効果を検討しながら選びましょう。複数レンタルサーバーに相見積もりをとって、少しでも安くする努力も必要です。
ただし、「費用面の数字だけ」に注目してレンタルサーバーを選ぶのはやめましょう。たとえば、コスト節約を目的にオプション機能に含まれる作業を自社で補う場合、オプション料金を払ってサーバー会社に任せるよりも結果的に高いコスト(人件費など)がかかる場合もあります。
作業ごとに予算がどれだけ割り当てられるか、費用対効果に見合ったオプション料金であるかなど、慎重に検討するようにしてください。
自社に必要な機能があるかで選ぶ
法人向けのレンタルサーバーには、個人用レンタルサーバーにはない色々な機能が搭載されています。システムやサーバーに詳しい担当者や専門家の意見を聞きながら、自社のニーズに合った機能を備えたサーバーを選びましょう。
機能の名前や内容だけで判断せず、実際の使い勝手を見て選ぶことも重要です。
サーバーの利用・運用は長期にわたることが多いので、管理画面ひとつとっても、自社のシステム管理者が扱いやすいものでないと長期的な運用が難しくなります。また、今その状況だけに対応できる機能以外にも、将来的に必要になる機能が出てくることがあります。
無料お試し期間などを活用し、必要な機能と使い勝手を事前に確認してから判断することも大切です。
自社に必要な機能が基本機能なのかオプション機能なのかも確認しましょう。基本機能に含まれていれば、余計なオプション料金を支払う必要がなくなります。そうしたところも、費用面・スペック面・サービス面と照らし合わせながら、どの選択が一番なのかを慎重に判断していくことをおすすめします。
バックアップ機能の頻度と内容を確認する
自社の公式Webサイトなど継続的な更新が前提のコンテンツを発信していくなら、レンタルサーバーが提供している「自動バックアップ」機能は欠かせません。
自動バックアップとは、サーバー上に公開しているサイトのコンテンツ(文章や画像など)のデータ全般を、定期的に別の場所に自動的にバックアップしてくれる機能です。
いざ何らかの事故や障害・災害などでデータが飛んだ場合でも、自動バックアップ機能を活用して残したバックアップデータが無事であれば、過去の時点での更新内容を簡単に復旧できます。
自動バックアップ機能の仕様は会社によって違うので、「何日ごとに」「どれくらいの範囲まで(過去何日分など)」バックアップしてくれるかは必ず確認しましょう。
法人レンタルサーバーと個人レンタルサーバーの違い
特に中小企業の場合では、法人レンタルサーバーと個人レンタルサーバーどちらにするかは迷いどころでしょう。
法人で利用する場合には基本的には法人レンタルサーバーを勧めますが、自社に必要なスペックを考えるとどう考えてもオーバースペックだったり、利用コストが高すぎて予算と見合わないなどの事情で、「個人レンタルサーバーの方がいいのでは」と考えていらっしゃる場合もあるかもしれません。
実際、個人レンタルサーバーから法人レンタルサーバーへの「引越し」も可能なので、ベンチャー・スタートアップの初期段階で予算的に厳しい場合は、個人レンタルサーバーから運用を始める選択肢も十分に有りといえます。
ここでは、選択に迷う場合の比較材料になるよう、法人レンタルサーバー・個人レンタルサーバーそれぞれのメリットとデメリットを解説していきます。
法人レンタルサーバーのメリット
法人レンタルサーバーの代表的なメリットは以下の通りです。
サーバーが安定稼働する(大量のアクセスに強い)
充実したバックアップ体制やサポート体制がある
セキュリティ対策がしっかりしている
品質保証制度を用意していることが多い
法人レンタルサーバーのメリットはやはり「サーバー自体の強さ」でしょう。
先述した通り、法人がビジネス目的でサーバーを利用する場合、「サーバーの安定稼働」は欠かせません。そうしたニーズにしっかり応えるように、法人レンタルサーバーのメリットのほとんどはそのサーバーの安定稼働に全振りしているといえます。
大量のアクセスにも耐えられること、セキュリティ対策がしっかりしていること、高い稼働率を設定した品質保証制度があること、いざという時のバックアップ機能やサポート体制が充実していること。このどれもが、サーバーの長期的・安定的な稼働に寄与するものです。
サポート体制に関しては、法人向けプランの場合、契約者専用サイト経由で24時間365日いつでもサポートが受けられる会社もあります。
とにかく「サーバーが落ちることでビジネスチャンスを逃すことがないように」サーバーの安定稼働の体制をしっかり整えてくれているのが、法人レンタルサーバーのメリットといえるでしょう。
なお、「管理可能な独自ドメイン数や作成可能なデータベース(MySQL)の数が多い」など機能面の充実も、個人レンタルサーバーに比べるとアドバンテージがあります。
法人レンタルサーバーのデメリット
法人レンタルサーバーの代表的なデメリットは以下の通りです。
料金が高い
機能面で良し悪しがある(必要のない機能や機能制限がある)
法人レンタルサーバーのデメリットはあまりありません。
あるとすれば、やはり「個人レンタルサーバーよりも料金が高い」ということでしょう。しかし、料金が高い代わりに相応の恩恵は機能面やサービス面で充実しているので、予算に見合ったサーバー活用が可能です。
ただし、オプション料金を追加しすぎると法人としても過大な費用負担が発生してしまうこともあるので、自社でできることとサーバー会社に任せることを、必要な機能・作業に応じて切り分けるなどの工夫は必要です。
なお、一部機能面で良し悪しがあるというデメリットもあります。たとえばサーバーOSやアプリケーションのバージョンなどが限られたり、必要のない機能が基本機能で備わっていてコストが上振れしてしまったりといったことが代表的です。
また、アクセス制限や、サイトの内容に制限がかかる(アダルトサイトの制限など)場合もあります。完全に自由にサイトを作りたいなら、自社でサーバー機器を用意する必要があるでしょう。
個人レンタルサーバーのメリット
個人レンタルサーバーの代表的なメリットは以下の通りです。
料金が比較的安い
初心者でも管理しやすい
プランが充実しており用途に応じて幅広く選択可能
個人レンタルサーバーのメリットは、費用の安さと使い勝手の良さです。個人ユーザーを目的としていることもあって、費用面や使い勝手の面で非常に敷居が低いことが一番のメリットといえます。
特にコスト面は幅広いプランが設定されており柔軟に選択でき、法人レンタルサーバーに比べると非常にお得なサービスが多く、機能やスペックは限られるものの、無料で始められるサーバーもあります。
サーバーのエキスパートがいない会社の場合、サーバー管理の実績や経験がない状態でいきなり法人レンタルサーバーを使うと使いこなせない場合もあります。スタートアップやベンチャーなどこれから事業を立ち上げ軌道に乗せていくといった段階であれば、まずは個人レンタルサーバーから始めてサーバー管理に慣れるという使い方もいいでしょう。
ある程度慣れてスペック的に割りに合わないと感じたら、法人レンタルサーバーに引っ越すことも可能です。
個人レンタルサーバーのデメリット
個人レンタルサーバーの代表的なデメリットは以下の通りです。
(法人向けに比べ)安定性が弱い
大量のアクセスに耐えられない
ストレージ容量や転送量が少ない
サポートやセキュリティが不十分である場合がある
あくまでも法人向けと比較した場合ですが、やはり「サーバーの強さや安定性に欠ける」面は否めません。
大量のアクセスへの強さや安定性、ペック面、サポートやセキュリティなどあらゆる面で法人レンタルサーバーほどの品質は期待できないというのが個人レンタルサーバーのデメリットでしょう。
なお、SLA保証に関しては個人レンタルサーバーでも用意している場合があります。
おすすめの法人レンタルサーバー比較表一覧
レンタルサーバー名 | 月額料金 | 初期費用 | 主なスペック | サポート体制 | 無料期間 |
---|---|---|---|---|---|
エックスサーバービジネス | 共用サーバー スタンダード:3,762円 プレミアム:7,524円 エンタープライズ:11,286円 仮想専用(12ヶ月契約) エントリー:22,000円 ミドル:44,000円 ハイエンド:88,000円 物理専用(12ヶ月契約) エントリー:33,000円 ハイエンド:61,600円 ハイエンド+:67,100円 | 共用サーバー:16,500円 仮想専用:55,000円 物理専用:220,000円〜385,000円 | CPU:Xeon 6コア〜16コア(仮想:vCPU 12コア〜24コア) メモリ:24GB・96GB(仮想:32GB・64GB・128GB) ストレージ(共用サーバー):700GB〜900GB(NVMe) ストレージ(専用サーバー):SSD1TB,2TB,4TB | 電話サポート(平日10:00~18:00) メール・チャットサポート(随時) | 14日間 |
CPIレンタルサーバー | ビジネス スタンダード(12ヶ月契約):4,840円 | 無料(12ヶ月契約の場合) | Web容量300GB + メール200GB | 有料オプション(24時間365日電話・メール対応) 初心者向けの電話サポートあり | 10日間無料 |
WebARENA SuiteX | (月払い) スタンダード 400GB(メール・ Web共用):3,200円(税込3,520円) メールプレミアム:5,000円 (税込5,500円) | スタンダード 請求書:3,000円(税込3,300円) メールプレミアム:5,000円 (税込5,500円) | 非公開 | チャット・メールサポート | なし |
ロリポップ! | (法人向け) ハイスピード:550円〜 エンタープライズ:2,200円〜 | 無料 | ハイスピード:700GB エンタープライズ:1.2TB | 電話(プラン制限あり) メール(問い合わせフォーム) ロリポップAIチャット | 10日間 |
カゴヤ・ジャパン | ライト:1,650円・11,000円 ベーシック:18,150円 ハイエンド:44,000円 | ライト:無料 ベーシック:44,000円 ハイエンド:165,000円 | ライト(1コア/4GB):Web&MySQL100GB+ メール80GB ライト(4コア/16GB):Web&MySQL500GB+ メール80GB ベーシック:Web&MySQL1TB+ メール80GB ハイエンド:Web&MySQL1TB+ メール80GB | メール・電話 | テスト環境2週間無料 |
さくらのレンタルサーバー | (法人向け) ビジネス:1,980円〜 ビジネスプロ:3,850円〜 | 無料 | ビジネス:600GB ビジネスプロ:900GB | 電話・メール・チャット | なし |
法人レンタルサーバーおすすめ3選
ここからは、おすすめの法人レンタルサーバーを3社紹介していきます。
エックスサーバービジネス
エックスサーバービジネスは、エックスサーバー株式会社が運営する、法人レンタルサーバーです。
レンタルサーバー全体で200万サイトを超える豊富な運用実績で知られ、業界シェアはNo.1。最大128コアCPU&大容量1024GBメモリという高性能なハードウェアを搭載しつつ、高速インターフェース「NVMe」による圧倒的な読み込み速度を誇り、高速・安定なサーバー運用にかけては業界トップクラスです。
SLA保証は稼働率99.99%以上に設定されていることからも、安定稼働への自信が伺えます。セコムセキュリティ診断もついているのでセキュリティ対策の面でも隙がありません。共有サーバー・専用サーバー両方のプランを持ち、用途に応じて選択可能です。
設定おまかせサポート、WordPress簡単インストール、最大14日間の無料お試し期間など、初めての法人向けレンタルサーバー運用でも安心の機能やサポートも充実しています。「アクセス耐性」と「表示速度」にこだわった高品質なサービスで、ビジネスチャンスを少しでも逃したくない企業におすすめです。
CPIレンタルサーバー
CPIレンタルサーバーは、KDDIグループに属するサーバー会社「CPI」が運営する法人レンタルサーバーです。
「分離構成」を強みとし、データベースの分離構成や複数台構成を含む負荷分散を的確に行うことで、リスク分散を意識した安全な構成になっています。KDDIのメールシステムを採用し、東西冗長化の大規模システムによりメール運用も高品質である点が嬉しいポイント。
自動バックアップ・テスト環境を標準提供しており、ボタン1つで復元可能などユーザビリティの高い便利さも魅力です。セキュリティ対策にも力を入れている他、全ドメイン対象でSSLサーバー証明書を無料提供している点も大きな魅力と言えるでしょう。
CPIではサーバー管理の信頼性にもこだわっています。
24時間365日、常に専任スタッフによる有人監視を行っていたり、Tierレベルでレベル3(想定される稼働信頼性が99.98%以上)に相当する安全なデータセンターでの運用など、アナログでありながらも最も信頼性の高い方法での管理にこだわっている点が魅力的です。SLA保証が驚異の「サーバー稼働率100%」なのも、それだけの自信の表れといえます。
有料オプションにはなりますが、24時間365日いつでもオペレータによる電話サポートが受けられる点も特筆すべきでしょう。
WebARENA SuiteX
WebARENA SuiteXは、株式会社NTTPCコミュニケーションズが提供する共用レンタルサーバーサービスです。
大きな特徴は、メール品質に特化した「メールプレミアム」プランがあること。国内初となるアルゴリズムと有人監視、人工知能を組み合わせたAI予測型のメールセキュリティ「Vade Email Content Filter」を搭載し、常にアップデートしていくので、最先端のメールセキュリティで最新の手口の標的型攻撃にも常に対応可能です。
Web周りも利便性が高く高機能で、SLA保証は稼働率99.99%を保証。データセンター専用SSDをRAID 10構成で提供するなど、高速で安定したデータアクセスと安心のバックアップ体制にも定評があります。
20年以上の運用実績を誇り、サービス累計14万契約という豊富な実績もあり安心度が高いレンタルサーバーです。
法人レンタルサーバーを導入する方法
ここからは、法人レンタルサーバーを導入する方法を手順とともに解説していきます。
手順①:サーバーの申し込み・契約
法人レンタルサーバーを導入する方法は非常に簡単、「法人レンタルサーバーを選んで申し込み・契約をするだけ」です。
物理サーバーの準備も必要ありませんし、インターネット回線さえあれば回線工事などの自社側の整備も不要。申し込みから契約・利用まで全てWebで完結する会社もあるので、非常にお手軽・簡単に導入できます。
もし自社サーバーもしくは無料レンタルサーバーで既に運用しているサイトがあれば、データのバックアップをとっておきましょう。
手順②:初期費用の支払い
申し込み・契約後、初期費用の支払いを行います。
契約後に請求書が送られてきますので、初期費用の支払いを済ませましょう。
支払いはクレジットカード・口座振替・銀行振込・コンビニ決済など色々な決済手段が用意されている場合が一般的ですので、都合に応じて選択してください。
手順③:独自ドメインの取得と設定
法人であれば、ブランディングに欠かせない独自ドメインの取得が必須。
基本的に法人レンタルサービス内で独自ドメインの取得ができる場合が多く、独自ドメイン無料の特典を用意している会社もあります。もしできない場合は別にドメイン会社と契約をすることで独自ドメインを取得できます。
独自ドメインを取得するには、同じ名前がすでに使われている可能性もあるので、レンタルサーバー内もしくはドメイン会社の用意しているプラットフォームで、取得可能なドメインを検索します。
検索して見つからなければ、自分だけのオリジナルのドメインを取得できるので、取得手続きへと進みましょう。
ドメインを取得できたら、ドメインとサーバーを連携(関連付け)させなければ利用できないので、ドメイン側での設定・サーバー側の設定両方を行う必要があります。ドメイン側ではネームサーバー(DNS)の設定を行い、サーバー側ではドメインの追加を管理画面から行いましょう。
手順④:SSL化の設定
今や、あらゆるWebサイト、特に法人のWebサイトにおいては通信の暗号化を行うことでサイトを守る「SSL化」が必須です。
SSL化に関しても細かい手順はサーバー会社により異なりますので簡単に必要な手順を紹介しますが、最低限必要な工程は以下の通り。
・SSL証明書の取得申請(サーバー契約前に取得可能かどうかの確認をするのがベスト)
・審査と認証手続き
・SSL証明書をサーバーへインストール
・WebサイトのSSL化設定
サーバーによっては、SSL証明書のインストールまでを簡単に行える機能が用意されている場合もあります。
手順⑤:各種設定を行う
以上でサーバー側の大体の準備は完了です。
あとは、運用したいWebサイトの仕様に合わせて、データベースのアップロードやWordPressのインストールなど各種設定を行います。詳細な設定方法はサーバー会社により異なるため、管理画面の仕様に合わせて各種設定を行っていきましょう。
法人向けレンタルサーバーに関するよくある質問
最後に、法人向けレンタルサーバーに関するよくある質問とその回答をご紹介していきましょう。
法人が個人向けのレンタルサーバーを使う事はできますか?
はい。法人でも個人向けのレンタルサーバーを使えますし、逆に個人が法人向けのレンタルサーバーを使う事もできます。
法人レンタルサーバー・個人レンタルサーバーの違いはあくまでも用途・機能・金額の違いであって、それが法人に合っているか・個人に合っているかをわかりやすく可視化したものにすぎません。
法人であっても、ベンチャー・スタートアップでこれから商材のアピールをしていこうという段階だったり、とりあえず会社を紹介するだけであれば、個人レンタルサーバーを利用するのも全然ありです。
高画質の写真や動画を使わず、個人情報のやり取りがない場合には、スペックやセキュリティ対策が最小限の無料レンタルサーバーでもいいかもしれません。
無料で使える法人向けレンタルサーバーはありますか?
はい。無料で使える法人向けレンタルサーバーはあります。名義上個人向けの無料レンタルサーバーであっても、それを法人が使う事もできます。
ただし、法人が無料レンタルサーバーを利用する際には、スペック面・機能面・セキュリティ面で不安があるため、最低限の利用用途に限られる点に注意が必要です。
Webサイトやブログなどに高画質な写真や動画を掲載しないなど、小規模なスペックしか利用しなくてもいい最低限の情報発信に使うだけとか、個人情報のやり取りがない場合であれば、無料・共用のサーバーでも十分、法人向け用途に活用できます。
たとえば、GMOデジロック株式会社が運営する「XREA Free」は無料レンタルサーバーですが、個人利用の他、中小企業までの用途に利用可能です。
その他、「シンフリーサーバー」「Wix」「StarServerFree」などが無料レンタルサーバーとして有名です。
法人向けレンタルサーバーは契約から何日で使えるようになりますか?
法人向けレンタルサーバーが契約から実際に使えるようになるまでの期間は、会社によって、あるいはサーバーの種類や在庫状況によっても異なりますので、一概にいうことはできません。
会社によっては、24時間以内に使えるようになる場合もあれば、5営業日〜1週間くらいかかる場合もあるというように、サービスによって全然違うというのが実情です。
また、サーバーの種類が共有サーバー・クラウドサーバーの場合は24時間以内どころかわずか数時間で設定完了する場合もありますが、物理専用サーバーの場合は専有サーバーの在庫確保や個別の設定作業に1〜2週間くらいかかることもあります。
要は、指定プランや規模によっても大きく変わるということです。
そのため、契約から何日で使えるようになるのかについては、実際に契約するプランやサーバー会社に直接確認するのが一番確実ということになります。
法人向けレンタルサーバーまとめ
以上、おすすめの法人向けレンタルサーバーを紹介しました。
特に事業をスタートしたばかりの会社の場合、個人向けレンタルサーバーを使うか法人向けレンタルサーバーを使うか迷う場合もあるでしょう。本記事で紹介した法人向けレンタルサーバーのメリット・デメリットをしっかり検討して、自社の状況を鑑みて選ぶのがおすすめです。
本記事で紹介したおすすめの法人レンタルサーバーは、どの会社も「安定」「高速」に特化した信頼度の高いサーバーばかりです。プランも豊富に用意されているので、自社のスペックや予算、用途に応じて最適なサーバーを比較検討してみてください。