本記事では、
「レンタルサーバー移行の方法と具体的な手順を知りたい」
「おすすめのレンタルサーバー引越し業者を知りたい」
「レンタルサーバー引越しの失敗しない選び方・注意点を知りたい」
という方々に向けて、おすすめレンタルサーバー引越し業者3社を徹底比較。
レンタルサーバー引越しの料金やサービス内容・保証などを比較しながら、ランキング形式で紹介していきます。
レンタルサーバー引越しの具体的な方法や、料金相場や性能面の解説、失敗しない選び方も含めて、他にはない詳細かつわかりやすい内容で解説しますので、レンタルサーバーの引越しを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
きっと、あなたに最適な業者が見つかることでしょう。
レンタルサーバー(WordPress)を引越しする方法
ブログやWebサイトなどで利用するレンタルサーバー。
「今のサービスではスペック的に足りない」「セキュリティ対策が不十分」「契約しているレンタルサーバーがサービス終了してしまう」など色々な理由で、レンタルサーバーを引越したいと思っている方もいらっしゃるでしょう。レンタルサーバーの引越しはWebサイトやブログの土台を変えるということですから、色々な作業を的確に行わないといけないのは事実ですが、そこまで難しくはありません。レンタルサーバーを引越しする方法には、大きく分けて2種類あります。
自分で引越しする
まず、自分自身でレンタルサーバーの引越しする方法です。これは文字通り、レンタルサーバーの引越しに際してあらゆる作業を自分自身で行うもの。
全ての作業を自分自身で行うので、お金はかかりません。しかし、レンタルサーバーの引越しには手間がかかりますし、引越し後に同じWebサイトをきちんと動かすためには、それなりの専門知識も必要です。
特に、法人などで大規模なサイトを運営している場合は膨大な作業量となりますし、作業に不備があると正常に動かなかったり、アクセスできなくなったり、最悪Webサイト自体が停止してしまったりなど、重大な障害・トラブルを引き起こしてしまうリスクもあります。
もしも自分で引越しをするのなら、引越しに際する正確な手順と必要な作業内容を明確に理解し、慎重に作業を行う必要があるでしょう。
レンタルサーバー引越し業者に依頼する
レンタルサーバーの引越し作業は、外部の業者に委託できます。大きな規模のWebサイトを運用している場合は、こちらが一般的な方法といえるのではないでしょうか。
この方法の場合は、レンタルサーバー引越しサービスを提供している専門業者に依頼をし、契約をすることで作業を完全代行してもらえます。作業に際して専門業者にそれなりの費用を支払う必要がありますが、その代わりに専門知識が豊富な業者に引越しを任せることでリスクなく引越しが行えますし、色々な追加サービスや保証など、手厚いサポートを受けられることが多いです。
なお、引越し前のレンタルサーバーが「サーバー移行サービス」を提供している場合もありますが、必ずしも全てのレンタルサーバーがそうしたサービスを提供しているわけではありません。
レンタルサーバーを引越しするタイミングとは?
レンタルサーバーの引越しを検討するべきタイミングは、たとえば以下の通りです。
・Webサイトやブログのアクセスが増え、表示が遅くなっている
・サイトの不具合やエラーの発生頻度が増えてきた
・データベースをもっと充実させたいのにサーバー容量が足りない
従来安定して動いていたサイトでこうしたことが起きている場合、「現在のサーバーでは安定したサイト運営ができなくなっている」サインと考えられます。
Webサイトの内容を最適化したりブログの容量面を調整したりして改善する場合もありますが、サーバーに負荷がかかっていない限り、こうしたことはなかなか起きません。
この状態を解消するためにより大容量で高スペックなサーバーに引越しをするということは、成長企業ではよく行われていることです。
逆に、過剰なコストやスペックを持て余している場合に、より安くお手軽なサーバーへ引越しを行うこともあります。また、無料レンタルサーバーの広告を削除したいがために、有料サーバーへの移行を考えているという場合も多いです。
不正アクセスなどセキュリティ上の懸念がある場合や、最新バージョンへのアップデートが制限されている場合も、新しいサーバーに引越しすることで問題が解消されることが多いので、サーバーの引越しを検討するべきでしょう。
レンタルサーバー(WordPress)引越し業者の選び方
レンタルサーバーの引越しを行う上では、外部業者に依頼するのが最も確実でリスクがない方法です。しかし、レンタルサーバー引越し業者には色々な会社があるため、悪質な業者・クオリティの低い業者がいないとも限りません。せっかくレンタルサーバー引越しまでしたのに状況が変わらない、むしろ悪転してしまったということにならないよう、失敗しない業者の選び方をきちんと知っておきましょう。
実績豊富な業者を選ぶ
最も安心できるのは、「実績豊富な業者」です。レンタルサーバー引越し業者の多くは公式サイトで色々な宣伝文句を発信していますが、特に「実績数」や「実績内容」にコミットして検討すると、間違いのない、クオリティの高い業者を選別できます。
ただし、当然ではありますが好意的に書いてある業者の公式サイトだけを見て判断するのはよくありません。比較サイトや具体性の高いクチコミ、長期的な利用者の多さなど、色々な情報・データを比較検討するのがおすすめです。
具体的な実績が確認できたら、サービス内容、実績の具体性、費用面など色々な側面を比較し、「安かろう悪かろう」ではなく「コスパ高い」業者、もしくは「費用が高くても信頼できる実績がある」業者を選ぶといいでしょう。
引越し期間がどれくらいかかるかで選ぶ
レンタルサーバーの引越しは、新サーバーへすぐさま移行できるとは限りません。レンタルサーバー会社やサイトの規模にもよりますが、レンタルサーバーにはDNS(ネームサーバー)やデータベースの反映などにある程度の時間がかかります。
たとえばDNSの場合は早くても30分程度、遅ければ1週間程度の時間がかかるので、引越し期間にはできる限り余裕を持たせるべきですが、急を要する場合もあるでしょう。そうした場合は、完全な移行にどれくらいの時間がかかるのかを必ず問い合わせて確認しましょう。
保証やサポートがしっかりしている業者を選ぶ
レンタルサーバー引越しの最大のリスクは、サーバー引越しに伴う不具合やトラブルの発生です。そのため、万が一の時のために、サポート体制や保証がしっかり整っている業者に依頼すると安心です。
具体的には、不具合発生時の調整やリカバリーなどの無料サポートや、万が一データ損失や個人情報漏洩などの実害がでた場合に備えた損害賠償保険への加入などです。また、トラブル発生以外にも、追加オプションで内容の修正やページの追加などを対応してくれるサポート体制がある会社もあります。
外部業者に任せれば安心、その一方で外部業者に全面的に委任するのは不安な方もいらっしゃるでしょう。そうした時にも、こうした保証やサポートがある会社であれば、万が一の時にも安心できます。
レンタルサーバー・WordPress移転業者おすすめランキング
ここからは、レンタルサーバー引越しのおすすめ業者を3社紹介していきます。実績・サービス内容・サポート体制・料金などを徹底比較しますので、ぜひ参考にしてみてください。
WordPress引越しセンター
「WordPress引越しセンター」は、主にWordPressで制作されたサイトを新しいサーバーに移転(引越し)するサービスを提供している業者です。
注目するべきは、WordPress制作実績豊富なWEB製作会社が運営しているということ。WEB製作の専門家の視点から、ページ全体を考えた引越し作業を着実に行なってくれる点が安心できるポイントです。これまで手がけてきたサイト数は、大手サーバーから希少サーバーまで、過去に1000サイト以上と、レンタルサーバー引越し実績も豊富にあります。
料金体系が明確で分かりやすい点も大きな特徴。通常料金(7営業日以内)で1サイトにつき33,000円、最短2日の特急料金で55,000円、移行日指定の場合も55,000円です。料金は納品・引越し完了後の支払いとなる点でも安心できます。また、複数サイトの引越しで1サイトあたりの料金が通常よりもお得になる「まとめ割り」が相談できる点も非常に嬉しいポイントです。
そして、レンタルサーバー引越しの際に重要となる「SSL化対応」と「ドメイン移管サポート」についても、今なら特典で通常11,000円のところいずれも「無料」となっているので、これを機にぜひ検討してみてください。
また、WEB製作会社が運営していることもあって、レンタルサーバー引越しのほか、WordPressブログの統合、引越し先サーバーの選定、WordPressの微修正なども相談可能。レンタルサーバー引越しついでに、心機一転の見直しやデザイン変更なども検討したいという方にもおすすめです。
サイト引越し屋さん
「サイト引越し屋さん」は、サイト引越しサービス(WordPressのサーバー移転&保守管理サービス)を専門に行なっている業者です。
もともと自社のWebサイト売買(サイトM&A)に伴う移転作業を自分たちで手がけており、都度ブラッシュアップしてきたサイト移転のノウハウを活かし、2017年より「サイト引越し屋さん」のサービスをリリースしたという経緯があり、今年で7周年を迎えています。
サイト引越し屋さんの特徴は、「業界No.1の圧倒的な実績」。累計2,500件以上のサイト引越し案件を手がけ、利用者数もNo.1。つまり日本で最も利用されているレンタルサーバー引越し業者なのです。
わずか7年の間に業界No.1に登り詰める圧倒的な積み重ねからも、サービスの質への信頼度の高さがうかがえます。WordPressに特化したサービスである分、豊富な専門知識と高いスキルをブラッシュアップしている点でも安心できるでしょう。
また、ただ依頼された内容をなぞるだけではなく、専門家として入念な事前調査や分析をもとに根本的解決方法を提案してくれる、というところも安心できるポイント。
万が一の際の保証制度も万全で、作業完了後の不具合発生時についての対応に加え、損害賠償保険も東京海上日動提供の『サイバーリスク保険』に加入しており、最大1億円までの補償をカバーしています。
納期についても急ぎから長めまで要望に応じて柔軟に対応してくれますし、SEOの知見を活かした適切なサーバー引越しの工程を導き、SEO的にスムーズな引越しとなるように工夫してくれる点も魅力的です。
無料ブログからのWP化や、ドメイン移管・サーバー契約代行、各種メンテナンスや保守管理代行など、豊富なオプションサービスも提供しています。ある程度の予算がありSEOへの意識が高く、でも人材や知識が不足しているため、専門的なところを全てお任せしたい、という方におすすめです。
ノイズのサイト引越し代行
「ノイズのサイト引越し代行」は、おすすめした中では最も老舗のサイト引越し代行専門業者です。
業界歴は10年以上と長く、これまでに300サイト以上の経験・実績があります。WordPressに特化した制作会社だからこそ担保できる、WordPressに精通したエンジニアによる精度の高さ・クオリティに定評がある会社です。
ノイズのサイト引越し代行の大きな特徴は、「追加料金なしでの最短即日のスピード対応」。
他社では通常、作業開始までに1〜2週間かかる上、特急対応には追加料金(通常より高い料金)がかかる中で、ノイズのサイト引越し代行では追加料金を頂かず、通常料金での最短即日対応が受けられる点で非常に魅力的です。
料金体系はサイトの容量に応じて3プランの固定料金(1サイト毎)となっており、追加料金がかからない明確で分かりやすい料金体系になっています。なお、相談や事前調査など初期費用は完全無料で、手数料もかかりません。
SSL化対応・メールアドレス移行・DNS(ネームサーバー)の変更・引越し先サーバーの設定から、引越し後の不具合調整まで全てプランに含まれているので、こうした対応にも追加料金が発生することはありません。ただし、10GB以上のサイトの場合では追加のオプション料金がかかりますので要注意です。不具合への対応は作業完了から1週間受けることができます。
今なら、ノイズ社指定のレンタルサーバーへの引越しを条件に、「5,000円OFF」のサイト引越し応援キャンペーンを実施中!エックスサーバー・ロリポップ・ヘテムル・CPI・WADAXへの引越しを検討中の方はこちらのキャンペーンでよりお得になることを覚えておくといいかもしれません。なお、他社からの保守契約の乗り換えでも5,000円OFFとなります。
レンタルサーバー引越し業者名 | 料金 | 主なサービス・サポート | 保証 | 納期 |
---|---|---|---|---|
WordPressサイト引越しセンター | (1サイトあたり) 通常(7営業日以内):33,000円 特急(2日):55,000円 移行日指定:55,000円 | レンタルサーバー引越し WordPressブログの統合 引越し先サーバーの選定 WordPressの微修正 まとめ割あり | コンテンツ関連の損害及び個人情報漏洩等の損害保険に加入 | 通常(7営業日以内) 特急(2日) 移行日指定 |
サイト引越し屋さん | ライト(個人):38,500円 スタンダード(小規模事業者):49,500円 アドバンス(中小企業):71,500円 プレミアム(大企業):99,000円 | サーバーの乗り換え ドメイン変更 リニューアルサイトの本番公開 サイトM&Aでの譲渡作業 | 事故補償額 ライト:最大10万円 スタンダード:最大100万円 アドバンス:最大1000万円 プレミアム:最大1億円 | ライト:2週間程度(別途費用にて特急対応可) スタンダード:2週間程度(別途費用にて特急対応可) アドバンス:特急対応可能 プレミアム:特急対応可能 |
ノイズの引越し代行 | LITE:29,800円(税込32,780円) STANDARD:49,800円(税込54,780円) DELUXE:75,000円(税込82,500円) | 引っ越し前の事前調査 SSLの設定 メールアドレスの移行 ネームサーバー/DNSの変更 移転先サーバーの設定 引越し後の不具合調整 | 引越し後の不具合調整は移設作業に起因する不具合のみ無償対応 | LITE:1〜3営業日 STANDARD:1〜3営業日 DELUXE:3〜5営業日 |
レンタルサーバー(WordPress)引越し手順を解説
以上、おすすめのレンタルサーバー引越し業者3社を紹介しました。ここからは、レンタルサーバー引越し業者に依頼した場合の、レンタルサーバー引越し手順を解説していきます。
レンタルサーバー引越し業者にはいろいろな会社がありますが、概ね手順としてはどこも同じです。
- 現サーバーのバックアップ
- 新サーバーの選定・契約
- 業者への依頼・情報共有
- 移行作業
- 動作確認
- 旧サーバー解約
引越し前にバックアップを取る
まず、レンタルサーバーの引越しを行う前に、今契約しているサーバー(旧サーバー)で運用しているWebサイトやブログのバックアップを取っておきましょう。これをしなければ、Webサイトのデータが消えてしまい、新サーバーで継続運用できません。
具体的には、Webサイトやブログのデータ(画像・文章・フレームワーク等)を旧サーバーから一時的にオフラインのパソコンのストレージにダウンロードして、サーバー引越し後に新サーバーにアップロードする、という手順です。
旧サーバーにバックアップ機能が搭載されているのなら、自動でデータを保存してくれているので、保存された過去のデータ分からダウンロードすればいいので、簡単です。今では多くのレンタルサーバーで自動バックアップ機能を搭載していますが、自動バックアップ機能が搭載されていない場合もあります。その場合はバックアッププラグインを使用してバックアップを取るようにしましょう。
事前準備・新サーバーと引越し業者の選定
新サーバーを選ぶ前に、まずは旧サーバーにあるデータの中で引越しが必要なファイルを改めて確認し整理しましょう。
データの移行漏れがあると、新サーバーに移行すると予期せぬトラブルが起こりどうしようもなくなる可能性があります。基本的には、「WordPress等Webサイトの構成ファイル」と、「データベースの中に入っているファイル」を移行すれば問題ないですが、複数サイトを運営しているとその辺りの確認も煩雑になるので、漏れがないかは慎重に確認するようにしてください。
その後、引越し先となる新サーバーの選定と、新サーバーへの引越し業者の選定を行います。先に紹介した失敗しない選び方やおすすめ業者を参考に、業者を選んで相談し見積もりを取ってみましょう。引越し先の新しいレンタルサーバーの選び方については、弊メディア発信の記事をご覧ください。
サーバー引越し業者へ問い合わせ・見積もり
サーバー引越し業者へ問い合わせ・相談するタイミングは、新サーバーが決まっている場合、そうでない場合どちらでも構いません。新サーバーが決まっていない場合は、引越し先を相談したいという状態でもOKです。すでに引越し先のサーバーを契約済みであれば、それを問い合わせフォームの相談内容に明記しておきましょう。
問い合わせを行ったのち、サーバー引越し業者が引越し元・引越し先含めた事前調査を実施します。この事前調査のタイミングで、既存サイトのFTP情報・WordPress管理画面情報・ドメイン管理情報・(引越し先が決まっていれば)引越し先のサーバー情報などを共有しておくと確実です。
調査後、業者から見積もり書が届きますので、見積もりに納得がいったら、発注の確定を連絡しましょう。一部のカテゴリだけ別のブログに移動させたいなど細かい要望などがあれば、発注の確定前にできる限り相談しておくと安心です。
新サーバーの申し込み・契約をする
いずれにせよ、レンタルサーバー引越しを実際に行うには、引越し先のサーバーを決めなければなりませんので、並行して新サーバーの選定を進めていきましょう。新サーバーが決まったら、サーバー会社へ申し込み・契約をします。
サーバー引越し業者と契約し、料金の支払いをする
発注確定をしたら、サーバー引越し業者と契約を済ませます。業者への料金の支払いタイミングは、引越し作業前と、引越し作業完了後の2つのパターンがあります。前者であれば、このタイミングで請求書が来ますので、確認して支払いを済ませましょう。前者の場合でも、金額が大きい場合は後払いも選択可能です。
サーバー引越しに必要な情報を共有
契約(および支払い)を済ませたら、サーバー引越しに必要な情報を業者に共有しましょう。たとえば、以下のような情報を共有する必要があります。
・ブログやWebサイトのID・パスワード
・引越し先サーバーのID・パスワード
・ドメイン業者のID・パスワード
こうした情報は機密性の高いものですので、業者に開示するのが不安に思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、こうした情報は引越し作業に必要なものです。もし秘密保持契約(NDA)の締結を希望する場合は、情報の取り扱い前に業者と連絡して、秘密保持契約を結んでおきましょう。
新サーバー側への移行作業開始
以降の引越し作業は全て業者に代行してもらえます。業者が代わりに行ってくれる作業の具体的な手順としては、以下の通りになります。
・新サーバーでの独自ドメインの登録
・新サーバーへのWordPressインストール
・新サーバーへの旧サーバーのファイルのアップロード
・新サーバーへのメールアドレスの登録・設定
・新サーバーへのメールデータ移行
・新サーバーへの独自SSL設定
・新サーバーへの独自ドメインの紐付け
・DNS(ネームサーバー)の変更
作業内容によって、会社により非対応の場合がありますので、どこまでの作業を代行してもらえるかはしっかり確認するようにしてください。
Webサイトの動作確認
作業が完了したら、業者から連絡がもらえますので、実際に動作を確認します。動作確認に問題がなければここで検収・納品となり、レンタルサーバー引越し完了です。なお、引越し完了後に不具合が発生した場合の対応もしてもらえますが、会社によって期限が定められている場合もありますので注意しましょう。
旧サーバーを解約
旧サーバーの解約は、引越し後すぐではなく、しばらくしてから解約することをお勧めします。新サーバーでのWebサイトの運用に何らかの問題が起きた場合、旧サーバーのデータや環境を残しておくと不具合対応がスムーズになるからです。
サーバーの引越し後のトラブルは、1週間以上後になってから発生するケースもあります。そのため、およそ1ヶ月くらいの期間を置いて動作を検証し、問題がなければ解約する、くらいの方が無難です。
レンタルサーバー(WordPress)引越し時の注意点
最後に、レンタルサーバー引越し時の注意点を軽く紹介しておきましょう。
データバックアップを忘れずに行う
すでに述べたので詳細は割愛しますが、重ねてデータバックアップを取ることだけは忘れないようにしましょう。不安があれば、パソコンの中だけでなく、外付けのストレージ等にもコピーしておくと安心です。
繁忙期の引越しはなるべく避ける
繁忙期の引越しはなるべく避けましょう。
繁忙期は、Webサイトへのアクセスが一気に集中しますし、業務的にも社内リソースが圧迫されている状態です。そうした中でサーバーの引越しを行ってサイトにアクセスできなくなったり、メール不具合が起きてしまうと、たくさんのビジネスチャンスを棒にふる可能性がありますし、既存業務の滞りも発生し大きな損害を被ってしまう可能性があります。
レンタルサーバーの引越しは、できれば閑散期の、比較的業務に余裕がある時に行うといいでしょう。
事前にSSL証明書の取得が可能か確認する
引越し先のサーバーでWebサイトのSSL化を行う場合は、事前にSSL証明書を取得しておくことが必須となります。
引越し先のサーバーでWebサイトの運用を開始する以前にSSL証明書を取得し、サーバーにインストールしておく必要があるのです。
WebサイトのSSL化は基本的なセキュリティ対策として必須ですし、ほとんどのサーバー業者でSSL化は可能ですが、念の為SSL証明書の移行に関しての全体的なプロセスは、引越し業者とも連携して確認しておきましょう。
レンタルサーバー引越し手順まとめ
以上、おすすめのレンタルサーバー引越し業者を紹介しました。また、レンタルサーバー引越しの方法や、具体的な手順、注意点についても解説しました。
レンタルサーバーの引越しは自分でも行うことができますが、不具合やサイト停止などで大損害を被るリスクもあるので、できればレンタルサーバー引越し専門の業者に依頼するのが無難です。
本記事で紹介した選び方を参考に、費用やサービス内容・保証内容などを比較検討しながら、慎重に選ぶことをおすすめします。